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研究について
 本研究の目的は、児童福祉法第二十一条の十一において示されている「子育て支援総合コーディネート」に関わる事項を、ソーシャルワーク実践の視座から捉え直し、総合コーディネーターのためのソーシャルワーク実践モデルを研究開発することです。
 市町村の次世代育成支援行動計画では多数の子育て支援に関わる事業(サービス)が実施されています。その認知度は、やや高まりつつあるものの、活用度は依然として低い水準にあります。
 前期行動計画の総括においては、情報提供と利用促進の要といえる総合コーディネートの充実が強く求められています。
 総合コーディネートは、利用者のニーズとサービスを適切に結びつけ、利用者がサービスを十分に活用できるように援助するケースマネジメントであり、最もソーシャルワークらしい機能であると言えます。
 本研究では総合コーディネーターを「子ども・子育てコンシェルジュ」と呼び、その役割をソーシャルワーク機能として捉え、子ども・子育てコンシェルジュのための「ソーシャルワーク実践モデル」を研究開発します。
 そして、その有用性を評価・検討することによって、ソーシャルワークが次世代育成支援推進に貢献することを明らかにしたいと思っています。